狂愛~狂うほどに君を~

会いたい




『泉さん!今日はケーキを作ってみたんです。』




泉の存在がゆずを大きくかえていた。


涙を流すことが出来るようになってから無理して作られた笑顔は極端に減り、笑顔も増えた。


自分から活発に何かをすることも。




『すごいですね。シフォンケーキも作れるようになったんですね。』




泉はゆずの頭を撫でた。


それはよくある行為。


ゆずがそれに安心感を感じることを泉は知っている。


だから毎日何らかの理由をつけて頭を撫でる。


ゆずもそんな泉の心内を察していた。


泉がいなかったらきっと


笑うことさえ出来なかった。


けれど、泉がいるから笑うことが出来る。


全部、泉のおかげ。


だからゆずは泉のために何かをしたいと思う。


何をすればいいのか具体的には分からない。


けれど、一つだけ分かった。


自分が笑顔でいれば泉も笑顔になってくれる。


だからまずは自分が笑顔になること。








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