純情BABY

まさかの答え

『ねえ、聞いた?益田さんの・・・』

『聞いた聞いた!渋谷くんがいるのに、やるよね〜』

『二股するなんて何様のつもり?』

『渋谷くん、カワイソウ』



机に突っ伏す私に、聞こえるこえで堂々とあれこれ言う女子たち。
チラリと見れば非難の目がいくつも向けられていて。



・・・明らかに別のクラス、下手したら学年の違う人たちが、我が物顔で教室内に留まっているんだけど。


誰か文句の1つでも言ってくれないかな。




「・・・・・・はぁ」



思い切り聞こえるようにため息をついて、また机に突っ伏した。




どうやら昨日私が昇と二人で教室で話してたのを見てた人がいたらしい。



ただ話しただけなのに、面白おかしくする人っているんだね。


一夜明けたら私が渋谷と昇と二人を手玉にとる悪女なんて、笑っちゃうような噂になっていた。いや実際は笑えないんだけどさ?




私って何故こんなに噂される立場になっちゃうんだろーか。




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