こちらミクモ探偵事務所3

舞い込む


芳樹の予想は当たらず、何も起きない日々が数日続いた。

大学受験を控えてる上、事件にまで遭遇したら身が持たない。

紘哉は安堵のため息をついた。

そして今日も『店番』と称し、芳樹のデスクで参考書を開く。

「分かるわけねぇよ……」

紘哉はいつも通り、英語の参考書と格闘していた。

「頑張るねぇ」

「当たり前だ。落ちたら何か嫌で済む問題じゃ無いし」

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