誘拐犯は…神様だったのです!

神様との出会い






――――――…
――――…



「はぁっ…遅くなっちゃった」


あの日から数日後


いつも通りの日常を過ごした私は、バイトが終わり急いで家に帰っていた


時間は夜の21時を過ぎあと少しで22時になろうとしてる



「…今日は流行ったな」


寒い夜風に当たられて早足で帰りながらそんなことを考える


今日は12時からのシフトで19時には終わりのはずだったのにあまりにもお客が多くて店長に残業を頼まれてしまった


断るわけにもいかなく、残業をしたけど…



疲れたな…


休憩はあったけど、1日中走り回っていたから


久しぶりに足がパンパンに痛く、そんな足を引きずりながら歩けば


空には怖いくらい満月がキラキラと輝いている


「…………」


普段なら立ち止まり魅了されるとこだけど、今日は早く帰りたくてたまらなく


まるで月なんか存在しないかのように私は家に真っ直ぐ帰った





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