LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
【3】優しい恋の始まり

N//受け入れない彼




昨日も、海斗さんのマンションに止まってしまった。

学校をサボり、駅まで見送りして、私は自宅に帰って荷物を纏める。

海斗さんが、“恥を捨てて言う”って、何だか似合わない前置きを言った後、今日も泊まりに来いって。

制服はさすがにだけど、服も余分に持って来て、置いて良いって。

はっきりとは言い合ってないのに、恋人同然になってる。

ーーブーッブーッ

借りた鍵でマンションに戻ると、デニムの後ろポケットに入れてた携帯が震えた。

“メール受信 芽”

≪店長が今日のシフトくれだって!後、Wデートの話はどうなった??≫

…店長はまた、芽経由か!
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