白緑蝶"vacances【続2】

敵*タマラ

ここは、テオさんの別荘・・・

リビングで私達の帰りを待って
いた真澄達。

「おう、おかえり

 腹減った、早く
 飯食いに行こうぜ

 あれっ、誰?」

真澄は知らない男性、香月さん
の存在に気づく。

「お邪魔してどうもすみません

 テオ君、本当に、ここに
 タマラは居るのかな?」

「いるよ・・・」

テオさんが言ったとおり・・・

私達の部屋のドアが開かれると
さっきまで、ソラが眠っていた
ベッドで眠りについている女性
の姿があった。

「ほらね、ビンゴ

 タマラ、起きて
 早く起きるんだ」

「何、テオ
 
 テオなの?」

彼女、タマラという女性は
さっきクローゼットに掛かって
あった洋服を身に纏った姿で
テオさんの前にあっという間に
舞い降り

「どうして、ここに・・・」

問いかけるテオさんの唇に
キスをして抱きついた。
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