黒の寵愛

「本当に冬夜が高校生って笑えるね」

「俺だって行きたくていくんじゃねぇよ」

静馬さんと冬夜さんの声が聞こえる

ゆっくりと閉じていた目を開けたら私は冬夜さんの膝を枕にして寝ていた

「ぁ、起きたかい沙夜ちゃん」

正面には静馬さんが座っていた
「今ね凪左高校に向かってるんだよ」

もう向かってるんだ

『…おはよう…ございます』

「うん
おはよう
本当はねテレポートで行っても良かったんだけどね冬夜が面倒くさいって言ってね」

『…今、乗ってるのは何ですか?』

空を飛んでるような感じだけど
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