淫靡な蒼い月


何て美しい。


そして可愛い。


まだ、蒼い。


女を知らない無垢な肉体。


ねぇ、どうしてそんなに背伸びをするの?


欲望と純粋さが交差する、そのきれいな瞳。


拐かしたくなるわ。


惑わせたくなる。


あたし、いけないオンナよ。


ふふ。


そんなに真っ直ぐ見つめないで。


水が体を満たしてゆく。


さぁ、いらっしゃい。


大人の濃厚な蜜を、教えて……あげる。


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