届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ…

3  告白



それは突然だった。

「なあ…蒔宮さ、オレと付き合わない?」

恥ずかしいとか。

状況考えてとか全くない。

昼休みの教室で。

それも、みんながいる前で。

いきなり言われた。

人生初の告白が。

こんな形なんて。

「えっと…ごめん。」

それしか言えない。

「そっか。悪かったな。」

それだけ言うと、バツが悪そうにどこかに行ってしまった。

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