世界が逆転した日

あっちゃんは、女

明宏と一緒に暮らし始めて二週間が過ぎた頃、
明宏は俺にこんなことを言ったんだ。


「ずっと言おうと思ってたんですけど、服、買いに行きませんか?
このままじゃどこにも出かけられないでしょう?」



今、俺は明宏の服を借りて生活している。
明宏は背が高いから、服のサイズは全然違う。

家の中ではいいかもしれないけど、
これで外に出るのはちょっと恥ずかしい。

それに、女物の下着とか何も持ってない。

着けたくはないんだけど...、
さすがに外でノーブラは通報されそうなので、

外に出るなら、必要だ。

食材や日用品は、いつも明宏が買いに行ってくれているから、
このままじゃ申し訳ないんだ。



「服は欲しいけど...、俺、
お金とか持ってない。」



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