愛しの黒ライオン
1 キラキラした空の下で

冷めた天使



カタンコトンと列車がレールを走る音人が行きかい、楽しそうに歩くカップル。



「...姉ちゃん一人かい、今から呑みに行かないか?」


フラフラな足を立たせ酔っ払いは、私の視線まで腰を下ろし声をかけてくると


「面白くない...」そう言ってチっと舌打ちをし何処かに行った。


気づけば列車に乗って揺られ、ふっと窓を見つめると煌びやかなネオンに引かれて駅のホームに足を降ろした。












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