キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~

気になるアイツ

キーンコーンカーン…





ガラッ




資材室で未唯と別れ本鈴のチャイムと同時に教室に入ると

珍しくまだセンコーは来ていなかった。




「お帰り。帰って来ないからサボるのかと思ったよ」



自分の席に向かう途中、佐和が声をかけてくる。



「別にサボらねーよ」


「だよね、授業に出るのは自分でした約束だもんね」


「………っち」




舌打ちすると佐和はクスクス微笑む。




「でもせっかく戻ってきたけど授業は自習みたいだよ」


「あ?マジで?」


「うん。自習プリントがあるでしょ」




言われて黒板の方を見ると教卓の上にはプリントが山積みされていた。


げ…、だりぃ。




「自習なら俺はフケる」


「はは、言うと思った」




そして俺たちは屋上へ向かった。


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