侍ヴァンパイア

仮の花嫁

初めてだーーー



キョウが私の名前を呼んでくれたーーー



真っ暗な闇の中でーーー



真っ赤に燃えて輝く炎を、近くに感じるよーーー


とても大きくて強いーーー



きっとこれはーーー



貴方の光りーーー



ーーー



お母さんーーー



私にも、見ることが出来たよーーー



魂に色って……本当にあったんだねーーー


~~~~~~~~


ーーー温かいモノを唇に感じるーーー


「、、、んっ、、、ん」



目をパチパチしてーーー



パシッ!!!!



「痛ってーな!!おまっ!!命の恩人に何て仕打ちしてんだ!?」



キスされてたーーー



「初めてだったのっ!!!」



プイっと私はそっぽを向くーーー



どうやら、気を失っていた私を、キョウは助け、そして、死んだと勘違いをし、、、
人工呼吸をかましたとーーー



私のファーストキスがこんな形で無くなるとはーーー


「返して!!私のファーストキスっ!!」


「あぁ?そんなモンどーだっていいだろ?」



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