期間限定彼氏

おばあちゃん2

「ほら、着いたぞ。」



慶吾さんはあたしの家の前で自転車を停めた。



「ありがとうございました☆」



期間限定とはいえ彼氏に頭を下げるあたし。



「別に。明日も迎え来るから。」



「遠慮しておきます!」



「ははっ。」と慶吾さんは笑った。

そのときだった。あたしの家の扉が開いた。



「美玖ー!久しぶり。ちゃんといい子にしてたの??」
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