SS男子の落とし方

偽彼女をやめました。

家に帰ってもずっとモヤモヤ。


自分でも何が嫌なのか分からない。


もう、いっか。


偽彼女じゃなくなるし。


そう思っても咲也君が出てきて、私の邪魔をする。



「わーーーー!!!」


枕に向かって叫ぶと、少しだけスッキリした。


「咲也君...」


名前を呟いてハッとした。


今の...少女漫画の主人公みたい。


いや、無いな。


相手がSS王子...あり得ないでしょ。






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