秘蜜の秘め事

第2章

窓から入ってくる朝の光で目が覚めた。

夕飯を食べた後は2人でくつろいで、お風呂に入って(一緒に入る時もあれば別々の時もある)、ベッドのうえで過ごすのが当たり前だ。

昨日も真と一緒にベッドのうえで過ごしていた。

「今何時…?」

ふとんから手を伸ばして、目覚まし時計を手にとった。

それを目の前に持って行って確認。

「――わっ!?」

眠気が一気に吹っ飛んだ。

今日は1限目から講義である。

早く行かなきゃ間に合わない!

飛び起きて慌てるわたしに、
「――んー…もう行くの?」

真がまだ眠そうな目を向けてきた。
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