YUKI˚*

ずっと








「行かなーい!!!」



「なんでよー?!この前は行ったでしょー!」




あたしはまた



ピンチだった




「合コン!この前はアンタ達全然話さないんだから!」



そう言ってまた



この前と同じ状況であたしは、合コンに誘われている




もう須嶋くんのことはかたが着いたけど




だからってすぐ新しい恋なんて



できないよ





それに今回は



仲間がいないんだ





「ユリは行くって言ってるのにー!」



ユリちゃんが



合コンに乗り気だなんて!




「あたしも、新しいことしてみようかなって…」




や、やばい



ユリちゃんが他の奴に目を向けようとしてる




あたしのせい?




……あたしのせいだよね





まさか裏目にでるなんて





「でも、ゆきちゃんにはもう…いるもんね!」



「え…そーなの?!ゆき?!」




うぅ…



色々どうにかしないとー!



まだ片付いてないことはたくさんあった…





「ユリちゃん…お願いだから目を覚まして…」



「なんで?ゆきちゃんはあたしのこと応援してくれないの…?」




う…




そんなウサギのような目で見つめないで下さい



「……わかった、あたしも行く」



もう、仕方ない



「えー!ゆきちゃんはダメだよ、悠斗がいるでしょ?」



「それは……」



「心配しないで?あたしもゆきちゃんを見習わないとね!」




どうしよう


どうしようどうしよう



あたしは結局何も言えなくて




合コンでユリちゃんが乗り気にでもなっちゃったら



ほっとく男が




いるわけない!





これは……



助けを求めるしか








< 155 / 172 >

この作品をシェア

pagetop