ナンパ男との恋~最終章~

同窓会

「春樹、広樹
さっさ起きろっ!」


日曜日

時間は、朝9時を過ぎた頃

輝樹の そんな声で

私も目が覚め
リビングへ行くと


大あくびをしながら

だるそうに座っている2人。


そして、


「春菜も起きたな。
出かけるから
準備しろ」


「え?ど、どこに?」


「同窓会」


「同窓会?って・・?」


「10時半から
同窓会。」


「誰の?」


「俺の」


「え?」


「家族がいる奴は家族。
恋人がいる奴は恋人。
っていう、面倒くせぇ同窓会」


大きくため息をついている

というか初耳なんだけど。


そもそも、そういう集まりに
輝樹が行くなんて
驚きだし・・・・



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