冷たい彼は旦那さま
第三章

埋められない距離



大地と話しているとあっという間に家につく。


翼さん、帰ってきてるかな。


ううん、こんな時間に帰ってるはずない。


「大地、もう少し…一緒にいて欲しいんだけど…」


そう言って、大地の手を握る。


このまま一人で家にいると悩んでしまう気がした私は、大地にすがった。




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