ママのあたしが恋をした。

~Kanare side~

「あれ…?香流…ちゃん?」




…え?




この人は…





「久しぶりだね。香流ちゃん。」





なんで…





こんな所で?




あたしは姫とその人を無視して反対方向に歩いて行った。





「香流ちゃん?なんで逃げるの?」





「逃げたのはっ!…」




もう…こんな奴知らない。




もう…忘れてたのに…





“あんたでしょ?”




そう言ってあたしは姫を抱きかかえて駅に向かった。












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