あなたと見る月~新撰組~(編集中)
日常から非日常へ
あれから私は江戸時代で穏やかな日々を過ごしていた。
私が見回りに出た時は不貞浪士に出会うことがない為、私はまだ人を斬った事がない。
これが良いことなのかはよくわからないけど、先を延ばされてるだけの様な気がしてならない。
てか、私の時だけ出会わないってどんなご都合主義だよ……。
その内斬らなければならない時が来るのだからさっさとくればいいのに。
私は少しイライラしながら廊下を歩いていた。
??「おーい!月夜ー、どこに行くんだー?」
歌「……」
私は聞こえなかったフリをして歩き続ける。
そう言えば今日の夕飯の当番は私と斎藤さんだったよなぁ。
??「おーい!つーきーやー!」
歌「……」
斎藤さんって剣さばきは器用なのに包丁は全然ダメなんだよなぁ。
??「……(´・ω・`)」
気付かれない様に後ろの様子を伺う。
すると、後ろの奴はしょんぼりしながら私に着いてきている。
はぁ……。
仕方ない。
歌「……さっきから何ですか?」
振り向きながら声をかけると、さっきまでしょんぼりしていた人とは思えないくらい明るい表情な奴がいた。