私と上司の秘密

圭介side

どれだけ凛と一緒に過ごしても、沢山、キスしても、沢山繋がっても、何をしてもどんなことをしても、満足することが出来ない。


飢えている野獣みたいに、朝まで毎日のように凛を食しても、体力に限界は全く見えてこない。


『まるで、サカリのついた犬みたいだ。』


後で冷静になって思い返すと、ついそう思ってしまうことがある。


凛のことを好き過ぎて仕方がないから、凛を目の前にすると、理性が飛んでしまう。


…と言っても、俺は本当に困っている訳では、ないのだけど…。


凛は朝から、疲れてているように見える。


『勿論、分かっている。
その原因は、間違いなく俺だ。
俺に決まっている。』


『いつもごめんね。
凛、今日は、ちゃんとゆっくり寝かせてあげよう。』

と、 自分の心に誓うも、凛を目の前にすると自制心が全く効かなり、直前までの誓いはどこかへ飛んでいってしまう。


自分がこんな風になるなんて、本当に思いも
しなかった。


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