桃の姫〜最強姫の愛した族〜
第二章

双子幹部

「ついたぞ」


龍哉は車から降りると、ドアを開けてくれる。


いつ車に乗ったかって?


ふふふ…なぜか校門前に止まっていたのよ。


いつ呼んだかは不明なのよ。


「ここが倉庫や!どーや、すごいやろ!」


ふむ、二階建てか。


でも存在感が出てていい感じ。


私的には好きな方かな。


「おい、早くこい」


あれ、いつの間に入り口まで行ったんだ?


私、そんなに見ていたのかな?


「今行く!」


龍哉と光汰にくっついて中へと入る。


おお、中も意外とキレイじゃん!


「こんちわ!」


「こんちゃ!あいつらもういてるか?」


ん?〝あいつら〟?


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