あなたの優しさが…雅樹の想い



数日たった、ある日


俺は事務所で書類の山の処理をしていた。

組長である親父は

面倒な仕事はすぐ俺に任せる。


たまりに溜まってコレだ…


「若、失礼します」


入ってきたのは、大東。


「若、これを…」


目を通す。


それは美咲と沢田組の関係だった。


「美咲様の実の母と沢田組の組長が繋がってます…毎週水曜日に、美咲様の実母が金銭を要求しに来ています」


毎週か……だから、あんなに稼いでいるのか……


「それと……言いにくいんですが…」


大東がそう言うのは珍しい。

俺の事を考えているからだろう。
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