元ヤン彼女×冷酷彼氏 【完】

初めての友達

目の前には憧れだった星城高校の校門。


桜はひらひらと舞い、辺りをピンクに染めた。


「ついに…ついに私はここまで来たんだ」


必死に勉強して何とかギリギリ合格することができた。


これでやっと有馬遥に出会える…!


私は期待に胸を膨らまし、校門をくぐった。


「あの人はどこにいるのかな」


周りをキョロキョロと見渡したが、私と同様の新入生の姿しか見えなかった。


ま、いっか!


とりあえず学校に慣れてから探そう。
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