ずっと隣で・・・

合鍵?!

「あっ・・・」
「・・・千鶴」
かなり距離はあったものの、私たちはお互いに気づきその場で一瞬立ち止まったが
歩いていたのは私たち以外にもいたので
私は視線を落とし、すれ違っても何も言わずに資料室へ向かった。

もしかしたら資料室に来るのではと不安になり、課長に頼まれた
資料を急いで探して課長に渡した。
あまりの早さに課長…すごく驚いてたけど
そんなに驚かなくたっていいじゃない。
切羽詰まらないと仕事できないみたいで
褒められてもちっとも嬉しくなかった。

それから自分のデスクに戻り、仕事に戻った。
パソコンに向って入力作業をしているとマウスの横に置いてある
スマホが光った。
…メール
私はとりあえず切りのいいところまで入力を済ませると
スマホを手に取って送ってきた相手を確認した。
・・・・英斗だった。
その途端心拍数が急に早くなりスマホを机の下に隠すようにしてメールを開いた


『きょう・・・千鶴のアパートで待ってる』
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