ひねくれ作家様の偏愛




パーティーを撤収した後、海東くんの部屋に向かった。

インターホンで応答はなく、合鍵で中に入る。
真っ暗な部屋に彼が帰った形跡はない。

私はソファにかけ、待ちの姿勢に入った。

蒸し暑い室内。
窓を開けると海からの風が心地いい。

真っ暗な部屋の中、コンテナ倉庫と海の灯りを頼りに彼を待った。


次に気が付いた時は、夜が明けていた。
寝てしまっていたようだ。

スマホに連絡はない。

海東くんには何度もかけているけれど、返信はない。
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