大嫌いな社長に復讐を~子持ち家政婦の恋の行方は!?~修正済み。
トラウマ。
アイツも背中を向けて
敷物の所に行ってしまった。
ムスッとしながらお昼ご飯にする。
美桜は、アイツの膝元で
ハンバーガーを頬張っていた。
「おいちぃ…」
すみれと彩美も自分達の子供に
ハンバーガーやフランクフルトなどを
食べさせていた。
「しかし、あんたらって
一体どないなってんねん?
両思いとちゃうん?」
はぁっ!?
すみれの言葉に驚いてしまった。
「嫌だ、全然違うわよ!!
何でこんな奴と…」
「俺もごめんだ」
キッパリと否定するアイツに思わず睨みつける。
何ですって!?
あんたが言わないでよ…ムカつくわね。
「でも、一緒に住んでいたら
そういう雰囲気とかなりませんか?」
彩美まで変な事を聞いてくるし
『……。』
そう言われると言葉に詰まってしまう。
何も無いと言ったら嘘になる。
だからと言って
両思いとか冗談ではないし…有りえないわ。
「美桜だって居るのよ!
変な事を言わないで」