好きになった相手には大体相手がいるんです

次へ繋げるための作戦

「はいこれ・・・よろしくね」

希から悠木君の私物を預かった。

そう・・・これが私の次なるきっかけアイテム。

中身はというと・・・

CDとか・・・Tシャツとかの部屋着だった。

うっ・・・このまま私の部屋に置いておきたいアイテムばかりだ。

ってちょっと頭が変態モードになりそうなのを慌てて正常に戻した。


「どうせならさ~私が戸田君と食事に行く日に約束したら?」

「え?」

希は顔をにやつかせ私の腕をぐっと引っ張った。

「今から私が雅臣・・いや悠木君に詩真に私物渡したから
詩真からもらってねってメール入れておくから。
そしたら多分、彼から詩真に連絡が入る。その時に
都合の付く日はその日だけって言うの。
戸田君に急用が出来たって嘘つかなくてもいい事になるでしょ。」

さすが希・・って感心してる場合じゃないよね。

行動しないと!

「わかった!そうする」

わたしと希は手を取り合って互いの恋の健闘をたたえあった。
< 46 / 125 >

この作品をシェア

pagetop