闇に染まった真実。

最悪の展開。





「えっーと、今から文化祭の出し物を決めまーす!」



そんな声が微かに聞こえる。


…だるい。


夏休みがあっという間に過ぎ、もうこの季節。

ついこないだまで遊んでいた夏休みは暑さだけを残して去っていった。


…文化祭かぁ。どんな風にやるんだろ?

とても気になるけど、私はその輪には入れない。


あーあ。私も白牙の姫でなければ、嫌われてなかったのだろうか。


面倒なことしたんだなぁ、と今さらながらに思って、少し笑えた。


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