上司に秘密を握られちゃいました。

制服の効果は絶大です


私の制服フェチ歴は、東郷百貨店のエレベーターガールに憧れた幼稚園時代にさかのぼる。

だけど、本格的に目覚めてしまったのは、中三の時かもしれない。


当時進路を考えていた私の目は、『私立杏林女子学園高校』、通称“杏林女子”の制服にロックオン。

濃いブラウンのジャケットは程よくウエストがシェイプされていて、実に女性らしく、金の三つボタンと、百合の紋章を用いられた胸元のエンブレムは上品さを醸し出している。

そして、真っ白なシャツの襟元には、ブラウンを取り入れたチェックのリボン。
スカートも同じチェック。

そして足元は茶色のローファー。
黒いハイソックスにも百合の紋章。


特に、“斬新”という訳ではなかったけれど、とにかく清楚で、絶対にあの制服を着ると決めた。

だけど……。
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