バツ1子持ち、それでも先生が大好き!

好きと切なさと

かず君の寝顔を見てたら、私も一緒に寝てしまった。



朝になり夕顔ちゃんに起こされた。



「華ちゃんこんなとこで寝ちゃ駄目。パパお酒臭い。」



「夕顔ちゃん今日は土曜日で、保育園も学校もお休み。かず君このまま寝かせてあげようね。」



夕顔ちゃんと朝食を済ませ、近くの公園に散歩に行った。



夕顔ちゃんは、公園ですぐに友達を見つけ遊んでいる。


そんな夕顔ちゃんを見ていた。



夕顔ちゃんと、一緒にいていいのだろうか。



夕顔ちゃんのママでもないのに。



私は偽者のママだ。



「華ちゃんも一緒に乗ろうよ。」



仲良くなった郁ちゃんがママの膝に入って、ブランコに乗っていた。



「夕顔ちゃんのママは若くて可愛いいね。」



夕顔ちゃんも私も困ってしまう。



夕顔ちゃんが凄く寂しそうな顔をした。



「夕顔もママと一緒にブランコに乗りたい。」



了解。



今は偽者ママだけど、いつかは本当に夕顔のママになりたい。



そう、強く思った。








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