海に降る恋 〜先生と私のキセキ〜

修学旅行

季節は秋になり、高校2年生の私達には修学旅行が近付いていた。


「今日は修学旅行の説明があるのでホールに集まるように。」


朝のホームルームで担任の先生が言っていた通り、指定された時間に私達はホールに集まった。


「楽しみだねぇ。」

「うん、うん。」


もう随分前から梢と瑞穂と3人揃ってワクワクしていた。


もちろん旅行中は3人で行動する予定だ。


修学旅行は一大イベントだし、

『楽しい思い出を沢山作りたい。』

そう、思っていた。


「では、全クラス集まったようなので説明を始めます。」


学年主任の先生による説明が始まった。


私たちの学年は全部で6クラス。

その6クラスの担任の他に、学年主任の先生がいた。


旅行中の過ごし方や注意する事、出発までに用意しておく物等々、先生の説明が続いていたけれど、私の気持ちは既に旅行先に飛んでいた。
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