カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜後編

選択

真由美さんからの言葉を、思い浮かべては何度もかきけしていた。



正直そんな事を聞くのも嫌だったし、聞かされるほうも覚悟いるよね・・



ヤクザなのかなぁ・・


とぼとぼと真由美さんの家を後にすると、いつのまにかカズキの家についていた・・。

ああ・・来ちゃったんだ・・


無意識のうちにカズキを求めている自分に呆れてくる。



カズキにもらった鍵を使い部屋の中にはいると、そこには久しぶりに見る、愛しいカズキの姿があった。



久しぶりに見るカズキは、やっぱり変わっていなくて

涼しげなまなざしで私を捉えていた。

今声をかけないで・・


じゃないと泣いちゃいそうなの・・




< 43 / 240 >

この作品をシェア

pagetop