恋 時 計 ~彼はおまわりさん~

痛み




ピピピ… ピピピ‥


ん……? 何? この音……。



朝方やっと眠りについた私は、聞いたことのない音で目が覚めた。



寝ぼけ眼で目覚まし時計を見ると、まだ6時。


どこから鳴ってるの……?



重い足取りでベッドから出た私は、音のする方へ歩いた。


クローゼット?


クローゼットの中にある制服から音がすることに気づいた私は、慌ててポケットの中に手を入れた。



おまわりさんの携帯!!



すっかり忘れてた。

おまわりさんに携帯を渡すこと……。


おまわりさんの携帯アラームを止めた私は、骨が砕けたようにその場に座り込んだ。



あ~~、

何やってるんだろう、私……。





< 67 / 712 >

この作品をシェア

pagetop