実録 出会い系サイト!!『実話』

真実

悪夢のような日々が何日続いただろう。


やつれる程、悩んでいたアタシ。


でも、全部アタシの勘違いだった…。


安堵感とともに、少しでも拓人を疑ってしまった自分を責める。


勝手に色んなコトを想像して、拓人がアタシと別れると思い込んでいた。


拓人に冷たい態度も、とってしまった…。



゙アタシは、拓人がいないとダメなのに。″



今、握っている拓人の手。

当たり前だと思ってた。

…………ちがう、当たり前なんかじゃない。



゙アタシは、拓人に頼りっぱなしで拓人のコトなんて考えてなかった。拓人に、兄弟がいるコトすら知らなかったんだから…。″



「亜美……亜美ー!」


「へっ?」


アタシは、拓人と歩きながら、色んなコトを考え過ぎていて、拓人の声が聞こえてなかった。

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