逢いたい時に貴方はいない

□小さくて大きな出来事

蝉の鳴き声も
静かになった頃…

少しずつ変化が
おきはじめていた。



私は、夏の疲れが
今頃来たのかというばかりに 疲れやすくて、体がダルくて…
いつもなら、軽く呑めるお酒も全然すすまなかった。

それでも、暫くは気付かないフリをしていたけど…

そうも言えなくなったのは、
女の子にとって恒例のアレが来なくなったからだった。


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