幸せの契約

Legend

目を覚ますと

見慣れた天井が視界に入った



ゆっくりと起き上がる

自分の寝室だ…

時計を見るともう夜が明けようとしていた


昨日の事を思い出す

拘束の後が残っていた両手首と足首はしっかりと手当てがしてあった


「犬居さん…。」


温かな体温と力強い腕の感覚が私の体に刻まれている


ぎゅるる…


突然鳴るお腹


そう言えば…お腹好いたな…


昨日は矢倉くんを意識しすぎてろくに食べてないし







よしっ!


私は部屋を出た
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