こういう御曹司像も新鮮でした。篤と梢、(梢が篤を忘れられない男性で)妊娠がきっかけの結婚でしたが、ぶつかり合いながら、お互いをさらに好きになっていく過程がよいです。
そして梢の、篤が作った昔のトラウマが、篤本人によって払拭されていく様子に、素敵な男性だな、と思えました。無事に産まれた赤ちゃんと共に、さらに素敵な家庭を作っていくことでしょう。
面白いお話をありがとうございます。

結婚は2番目に好きな人とするのが幸せになれる。いつからそんな事が言われ出したのでしょうか？それはたぶん多くの人が、リナのように人生で、なんの駆け引きもなく、全身全霊で愛した人と結ばれるわけではないからではないでしょうか？
中でもリナのようなシュチュエーションは1番多い別れのパターンだと思います。人にはそれまでの人生があり、本気になった恋愛のひとつくらいはある状態で結婚する事が多いのではないでしょうか？
その切なさを、読んでいるこちらの胸が痛くなるほどリアルに表現してくれています。青春時代を思い出しました。素晴らしかったです。

バンドマン、涼雅と優雅の兄弟、そしてアマチュアだった頃の涼雅に憧れる菜々花を軸に進む、才能だけではどうにもならない音楽業界を舞台にしたお話です。
性格が真逆の兄弟、涼雅と優雅の複雑な愛憎劇に、菜々花の愛が加わりさらに話は複雑さを増していきます。まさにどこをとっても人間！という作品です。嫉妬し合い、裏切られ、それでもなお兄は……。話の最初はクズだった兄が本当に美しかったです。読み終わった後、言い知れない感情が湧いてくる素晴らしい作品でした。

五年ぶりにベリーヒルで出会った元カレ御曹司との恋愛です。
キュンキュンするのはリアルだからかな、と思います。優しさの中に強引さがある彼のキャラや、ベリーヒル内の庭園、ドレスを選ぶお店の情景などセレブ感が満載で、素敵な場所で、ひととき夢の恋愛の追体験ができました！
ありがとうございます♪