迷信の生贄花嫁、食べられると勘違いしたまま竜王陛下の溺愛が始まって戸惑ってます~食べるって物理的な意味ですよね?~
第23話 息抜きデート
一式揃えてくれるのは大変ありがたいことだが、本当にこれらの品は必要なのだろうか。
(買ってくださってる品のすべてが質の高いものばかりです。値段は分かりませんが相当な額になっているのでは!?)
竜王陛下に挨拶をするたった一回のために、高価なものばかり買い与えられては気後れしてしまう。
ハビエルに眼鏡を買ってもらった時は散々しぶられたし、『忌み子に高価なものを身につける価値はない』とも言われていた。
その刷り込みもあって、自分に高価な品は分不相応だとフィリーネは思っている。
「シドリウス様、どれも身に余る高級品ばかりです。私のために張り切らないでください。必要最低限で構いませんから」
店から出たフィリーネは、隣にいるシドリウスに本音を伝えた。
因みに購入品はすべては屋敷に届けるよう手配しているため、フィリーネもシドリウスも手ぶらである。
「お金なら気にしなくていい。どれも必要経費だ。あと、品位は保っておかないと恥をかくことになるぞ」
そう言われるとフィリーネは反論できなくなる。