スパダリの溺愛はスーツを着崩すように

第1話 その告白は突然すぎます

いつものように会社に行く途中で眼鏡を落としてしまった。
どうしよ…。
探しても見えない…でも探さなきゃ…でもこんな交差点で見つかるわけもなく…。

すると信号待ちしていた車に乗っていた後部座席の人がこちらに歩いてくる。


「君、何してるの?」

「あ、あの眼鏡落としちゃって…」


ぼんやりしか見えないけど背が高くてスーツ着てる…。
香水の匂いに…どこかで見たことあるような…。
それくらいにしかぼやけていて判断できなかった。


「どこの会社?」


「KUROSAWAと言う会社です…」


「俺もその会社、乗って、送る」


「でも、」


「いいから、ほら、歩けるか?」


支えてもらいながら車まで歩く。
どこかで聞き覚えのある声…。

車に乗ると
「ありがとうございます」
「気にするな、ケガはしてないか?」
「はい、大丈夫です」

とても優しい人…。
でもなんで私を助けたんだろう。
なんで車から私を見つけたんだろう。

疑問だらけだけど今はまず会社に行かなくちゃ。
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