目立たない総務の私ですが、ハイスペック副社長がジレ甘です
episode19ーー極東の夜、ロンドンの影
深夜2時、三ツ橋商事の副社長室。
窓の外には東京の夜景が広がり、壁のモニターにはロンドンとドバイの市況チャートが刻1刻と揺れている。
真由は中東での大型LNG(液化天然ガス)プラント開発プロジェクト――数千億円規模の国家級案件を前に、膨大な英文契約書とリスク分析レポートの山に追われていた。
鷹司は現地政府との緊急Web会議で鋭い英語を飛ばしている。
そこへ、1通のエレガントなカードが届く。
差出人は「鷹司宗一郎」。
指定されたのは、都内の会員制クラブの最上階。
宗一郎は眼下に広がる街並みを見下ろしながら、海外仕込みの完璧なマナーでシガーに火をつけることもなく、真由へ視線を向けた。
「市川くん。三ツ橋商事は素晴らしい商事会社だ。
そして蓮が推進している中東のLNGプロジェクト……彼個人にとっても、商社マンとして最大の勝負所だろう」
窓の外には東京の夜景が広がり、壁のモニターにはロンドンとドバイの市況チャートが刻1刻と揺れている。
真由は中東での大型LNG(液化天然ガス)プラント開発プロジェクト――数千億円規模の国家級案件を前に、膨大な英文契約書とリスク分析レポートの山に追われていた。
鷹司は現地政府との緊急Web会議で鋭い英語を飛ばしている。
そこへ、1通のエレガントなカードが届く。
差出人は「鷹司宗一郎」。
指定されたのは、都内の会員制クラブの最上階。
宗一郎は眼下に広がる街並みを見下ろしながら、海外仕込みの完璧なマナーでシガーに火をつけることもなく、真由へ視線を向けた。
「市川くん。三ツ橋商事は素晴らしい商事会社だ。
そして蓮が推進している中東のLNGプロジェクト……彼個人にとっても、商社マンとして最大の勝負所だろう」