夕立悠理さんの作品一覧

表紙を見る 表紙を閉じる
――誰か、誰でもいいの。私を愛して。 与えられるもの全てが姉のお下がりだった。 それでも良かった。 家族は私を愛していると信じていたから。 けれど姉のスカーレットがこの国の竜王陛下である、レナードに見初められて全てが変わる。 誰も、私の名前を呼ぶ人がいなくなった。 私の全て、評価も名前も存在も、姉への付属品になった。 だからーー私を透明人間にする人たちなんて、いらない。
pagetop