春沢ハルさんの作品一覧

雨宮くんと相合傘。

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恋愛(純愛)5ページ

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「おーおー。おチビちゃん、そんな格好で雨に突っ込む気?」 ​……最悪。 よりによって、一番会いたくないチャラ男に見つかるなんて。 ​「ほら。突っ立ってないで入れよ……濡れるだろ、もっとこっち来い」 ​ぐいっと引き寄せられた肩。 雨の音をかき消すくらい、私の心臓の音がうるさくて……。 ​「お前、いい匂いすんのな……なんか、このまま家、帰りたくねーわ」 ​……やめてよ。 そういう思わせぶりなセリフ、誰にでも言ってるんでしょ? ​「明日も、雨降ればいいな」 ​ズルいよ、雨宮くん。 そんな風に笑われたら、嫌いになんてなれない──。
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