最後まで読まないで

保健室のベッド

体育の授業で転んで膝をすりむき、保健室に行った。先生は優しく消毒してくれ、「少しベッドで休んでいきなさい」と言った。私はカーテンで仕切られたベッドに横になった。静かで心地よく、ウトウトしてしまう。隣のベッドからは、誰かの規則正しい寝息が聞こえる。ふと、その寝息が私の耳元、いや、私の首筋に直接当たっていることに気がついた。隣とのカーテンは、まだ閉まったままだ。
< 434 / 462 >

この作品をシェア

pagetop