最後まで読まないで
通学路の空き家
毎朝、同じ通学路を通って学校へ行く。途中に、いつもシャッターが閉まっている古い空き家がある。ある朝、その空き家のシャッターが十センチほど開いていた。中が真っ暗で気になったが、そのまま通り過ぎた。次の朝は二十センチ。その次の朝は三十センチ。毎日少しずつ開いていく。そして今朝、シャッターは完全に開き、中には私の部屋と全く同じ家具が並び、私がベッドで今も眠っていた。