最後まで読まないで

柱の傷

古い家の柱には、私の成長の記録が刻まれている。幼い頃から毎年、誕生日に背比べをして印をつけてきた。中学生になった今でも、その習慣は続いている。今日も柱に背を向けて立ち、頭に本を乗せてマジックで線を引いた。去年より伸びていて嬉しくなる。ふと一番下を見ると、私の最初の印よりもさらに低い位置に、古い傷があることに気がついた。そこには、私が生まれるよりもずっと昔の日付が刻まれていた。
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