光の中で〜あなたの隣に立つ日まで〜

あとがき

 最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

 初めての投稿で、至らない点も多かったと思いますが、無事に最後まで辿り着くことができました。ここまで読んでくださった方がいることを思うと、とても嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。

 この物語は、美月が看護師として、一人の女性として、不器用ながらも前に進んでいくお話でした。

 必要以上に人を寄せ付けず、どこか自分を守るように生きてきた美月が、院内の王子と噂される理久と出会い、翻弄されながらも、少しずつ心を動かされていく。完璧な王子のように見える理久の奥にある素顔に触れ、戸惑いながらも惹かれていく美月を書くのは、とても楽しい時間でした。

 そして理久もまた、美月と出会うことで変わっていった一人です。

 周囲の期待に応え、王子の仮面をかぶることに慣れていた理久が、自分を特別扱いしない美月に惹かれ、やがて本来の自分を受け入れようとしてくれる彼女を、かけがえのない存在として愛おしく思うようになる。その変化も、この作品の中で大切に描きたかった部分です。

 また、書き進める中で、及川というキャラクターにもとても愛着が湧きました。理久の背中を見ながら、及川もまた医師として、人として少しずつ変わっていく存在になったと思っています。

 本編のあとには、少しだけ余韻として、及川視点の二次会のお話も置かせていただきました。

 また、本編では描ききれなかった理久の過去や、二人の周りにある小さな物語も、少しずつ投稿してみたいと思っています。

 美月と理久が作品の中でどう動き、どう感じ、どう生きていくのか。書いている私自身も、何度も迷いながら、けれどワクワクしながら見守ってきました。

 最後まで二人の物語にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
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