冷徹なエリート社長はセフレな私を一途に愛して孕ませたい

第5章 兄弟からのプロポーズ3

 美桜は恭司に組み敷かれてしまった。
 ニットワンピースとキャミソールを胸までたくしあげられてしまっており、胸より下の華奢な体が露わになっている。
 彼の性急な求めに動揺してしまい、彼女は猫のように全身を縮こめてしまった。

「最後だから、俺の好きなように抱かせてもらう」

 そうして、強引にブラジャーを胸の上へと持ち上げられると、乳房がふるりと露わになった。

「あっ……恭司さんっ……っ、最後って、どうして……あっ……」

(恭司さん、どうしちゃったの? これで最後だなんて……)

 「最後」という言葉が、なんだか美桜の胸をざわつかせてくる。
 
(酔っているからおかしな発言になっているの? ……ドイツでもたくさんアルコール度数が高い酒を飲んでいたけれども酔っていなかったのに……)

 美桜が考え事をしていると、恭司がの顔が胸に近づいてくる。
 
「……こんな時に考え事だとか、だいぶ余裕があるみたいだな」

「余裕があるわけじゃ……だけど、恭司さんがおかしなことを言うから……だから、待ってください」

「何度も言うが待つつもりはない。実家に帰って他の男との縁談話を進めようとしている女の言うことなんか、特にな」

 言い方には刺が含まれているし、いつもよりも荒々しく性急さは目立つものの、触れてくる手つきには彼の優しさが滲む。
 それにしたって……。

(恭司さん、もしかして私と新宮部長とのあいだに縁談話があったことを知っているの?)

 美桜は慌てて訂正しようとする。

「違うんですっ、それは……」

「何が違うんだよ? 今日も公園で会っただろう?」

 どうやら公園前で新宮部長と会っていたことに気付いていたようだ。

「それも違………」
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