目立たない総務の私ですが、ハイスペック副社長がジレ甘です
episode26ーー敗北と承認
静まり返った部屋に、コンコンと控えめなノックの音が響いた。
入ってきたのは秘書室長だった。
その手には、重厚な木箱と、1輪の洗練されたカサブランカが添えられたエレガントな封筒が抱えられている。
秘書室長は、かつて真由が総務部時代に副社長室への入室すらためらっていた頃。
冷やかな視線で「身の程を知りなさい」とばかりに立ち塞がっていた人物だった。
入ってきたのは秘書室長だった。
その手には、重厚な木箱と、1輪の洗練されたカサブランカが添えられたエレガントな封筒が抱えられている。
秘書室長は、かつて真由が総務部時代に副社長室への入室すらためらっていた頃。
冷やかな視線で「身の程を知りなさい」とばかりに立ち塞がっていた人物だった。